ヘルプ記事 · 今すぐ取り戻す

上書きしてしまった Word ファイルを以前の版に戻す方法(Mac・Windows)

保存したばかりの文書が以前の内容を上書きしてしまったとき、今すぐ試せることを効果の大きい順にまとめました。そして最後に、次からこの記事を探さなくて済む方法を書きました。

公開 2026年10月28日

1. 文書がまだ開いているなら — 元に戻す

保存はしたけれど文書を閉じていないなら、元に戻す(Windows は Ctrl+Z、Mac は ⌘Z)がまだ使えます。保存しても、元に戻すための履歴は消えません。望む状態まで戻してから、名前を付けて保存してください。文書を閉じてしまった場合、この方法は使えません。

2. Word の中で — 自動回復の版と、保存されていない文書

Mac
  1. Word が異常終了した場合は、次に開いたときに、回復された文書の一覧が先に表示されます。そのウインドウから選んでください。
  2. 正常に終了していた場合は、Finder の移動 › フォルダへ移動に `~/Library/Containers/com.microsoft.Word/Data/Library/Preferences/AutoRecovery` を入力し、自動回復ファイルが残っているか確かめます(Word のバージョンによって場所が異なることがあります)。
  3. 文書が OneDrive や SharePoint にあるなら、ファイル › バージョン履歴の参照(Browse Version History)が使えます。このパソコンにだけある文書では、このメニューは表示されません。
Windows
  1. ファイル › 情報を開きます。「文書の管理」の下に自動回復で残った版があれば、時刻とともに表示されます。押すと、その時点の文書が開きます。
  2. なければ、文書の管理 › 保存されていない文書の回復を押します。保存せずに閉じた文書の自動回復ファイルが、ここに残っています。
  3. 開いた文書で内容を確かめて、名前を付けて保存します。

自動回復は初期設定で10分ごとに保存され、保存ボタンを押すと、その間の回復用ファイルは消えます。そのため「保存したあと」の上書きには、この方法が届かないことがよくあります。

3. OS が残した以前のバージョン

Mac
  1. Time Machine がオンになっていたなら、ファイルのあるフォルダを Finder で開き、メニューバーの Time Machine からTime Machineバックアップをブラウズを選びます。
  2. 右側の目盛りで上書きする前まで戻り、ファイルを選んで復元します。

Time Machine のバックアップは1時間に1回です。その間の保存は残っていません。

Windows
  1. エクスプローラーでファイルを右クリックし、プロパティ › 以前のバージョンタブを開きます。
  2. 一覧に日付があれば選んで、復元または開くを押します。

このタブに中身があるのは、ファイル履歴やシステムの復元ポイントがオンになっていた場合だけです。空なら、OS にはその版がありません。

4. クラウドドライブにあったファイルなら

  • OneDrive:エクスプローラーや Finder でファイルを右クリック › バージョン履歴。ウェブ版の OneDrive にも同じメニューがあります。
  • Google ドライブ:ウェブでファイルを右クリック › 版を管理。版は30日間、または最新の100版までしか残りません(Google ヘルプ、2026-10-28 確認)。
  • Dropbox:ウェブでファイル › バージョン履歴。保管期間はプランによって異なり、30日からです(Dropbox ヘルプ、2026-10-28 確認)。

3つのサービスとも、残すのはファイルひとつずつ、そのファイルがアップロードされた時点だけです。何が変わったかは教えてくれないので、ひとつずつ開いて確かめる必要があります。詳しい比較は「クラウドのバージョン履歴にできないこと」の記事にあります。

5. 送ったファイル

メールやチャットで文書を送っていたなら、その添付ファイルがその時点の版です。まず送信済みフォルダを見てください。思っている以上に、ここで解決することがよくあります。

次からは同じ目に遭わないために

上のどの方法でも戻せなかったなら、その版はもうありません。ファイルは直すと最後の状態しか残らないので、人は保存ボタンを押す前にもうひとつコピーを作ります。そのコピーが、フォルダの中の「報告書_最終.docx」や「報告書_本当に最終.docx」です。

Octorium は、その作業を代わりに引き受ける Mac・Windows 用のデスクトップアプリです。作業しているフォルダをひとつ預けておけば、いつも通りに保存するだけで、フォルダがしばらく静かになったとき(初期設定は2分)にその時点を記録します。記録は今日、昨日、曜日ごとにまとめられて時刻とともに残り、どの行からでもこの時点に戻すでフォルダ全体を、このファイルだけ戻すでファイルひとつを、そのときの姿に戻せます。戻したことも記録に残るので、戻す操作そのものも取り消せます。

  • フォルダにはファイルがひとつも増えません。記録は別の場所に保管されます。
  • ファイルがこのパソコンを離れることはありません。記録も復元もすべてこのパソコンの中で行われ、インターネットがなくても使えます。
  • カード登録なしで30日間無料です。アプリで「無料体験をはじめる」を押したときから数えます。

インストールは /ja/download から、戻す手順は使い方ガイド(/ja/guide#restore)でご覧いただけます。